初心者向け|失敗しないソロキャンプ用テントの選び方ガイド

ソロキャンプにおいて、最も重要な装備のひとつが「テント」です。
寝泊まりする空間を自分で確保することになるため、テント選びを間違えると、せっかくのキャンプが不便で過酷なものになりかねません。
特に初心者にとっては、どんなテントを選べばいいのか、種類が多すぎて迷ってしまうもの。
軽量・設営のしやすさ・耐久性といった要素をバランスよく考えることが、快適なソロキャンプへの近道です。

この記事では、ソロキャンプ用テントを選ぶうえで絶対に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
さらに、初心者でも扱いやすいおすすめテントも紹介していくので、テント選びで後悔したくない方はぜひ参考にしてください!

目次

ソロキャンプ用のテントを選ぶときに大切なのは、まず「ソロならではの条件」を理解することです。
一人で設営・撤収を行うため、軽量・コンパクト・設営の簡単さが特に重要なポイントとなります。
見た目がカッコいい、機能が盛りだくさんといった理由で大型・高機能なテントを選んでしまうと、持ち運びが大変だったり、設営に苦労してしまうことも。

また、荷物もテント内に収納する必要があるため、居住スペースに多少の余裕があるモデルを選ぶのがおすすめです。
雨風に耐える防水性能や、夏場は蒸れにくい通気性、冬場は暖かさを保つ断熱性なども、キャンプする季節や場所に応じてチェックしましょう。

ソロキャンプのテント選びでは、
「豪華さより、使いやすさ・運びやすさを優先する」
これが失敗しないための鉄則です。
最初の一張りは、ストレスなく扱えるテントを選び、自分だけのアウトドアライフを気持ちよくスタートさせましょう。

1. サイズ感(1人用+α)

ソロ用テントは、基本的に1人が寝られるサイズで十分ですが、荷物を置くスペースも考慮するのがポイントです。
内部が狭すぎると、窮屈に感じたり、雨天時に荷物をテント外に置かざるを得ないリスクも。
1人+荷物用として、**「1.5人用」や「2人用の小型モデル」**を選ぶと快適に過ごせます。
必ず「実寸サイズ(床面積・高さ)」をチェックし、自分の身長・荷物量に合うかを想像して選びましょう。

2. 重量(持ち運びを想定)

テント本体の重量は、徒歩・バイク・自転車移動なら特に重要なチェックポイントです。
目安は2kg以内が理想。
車移動なら多少重くても問題ありませんが、持ち運び時間が長い場合、わずかな重さの違いが大きな負担になります。
軽量なモデルほど素材が薄くなるので、耐久性とのバランスも考えながら、自分の移動スタイルに合ったものを選びましょう。

3. 設営の簡単さ

一人で設営・撤収を行うソロキャンプでは、テントの設営のしやすさが非常に重要です。
初心者なら、ポールの本数が少ないモデルや、ワンタッチ式テントがおすすめ。
ポールを通すだけで自立するダブルクロスポール構造や、設営ガイドテープ付きのモデルなども便利です。
購入前に設営方法を動画などで確認し、実際に自分でもできそうかイメージしておくと安心です。

4. 耐水圧・耐風性

屋外で寝泊まりする以上、急な天候悪化に耐えられるかは非常に大事です。
テントの耐水圧は1500mm以上が最低ライン、できれば2000mm以上あると安心。
また、風対策としては、頑丈なフレーム構造と、ペグやガイロープの強度も確認しましょう。
特に標高の高い場所や海沿いでキャンプする場合、風に強いロープワークもしっかり活かせるテント選びがカギになります。

5. 季節対応(通気性・断熱性)

ソロキャンプを行う季節によって、求められるテント性能は大きく異なります。
春〜夏キャンプならメッシュ窓が多く、通気性に優れたテントがおすすめ。
逆に秋〜冬キャンプでは、冷気を防ぐためにフライシートが広く覆うタイプスカート付き(地面からの冷気を防ぐ)のテントを選びましょう。
オールシーズン対応と書かれていても、実際には寒さに弱いモデルもあるので、使用レビューなども参考にすると失敗を防げます。

軽量&コンパクト派におすすめ

徒歩・自転車・公共交通機関を使って移動する「軽量重視派」には、できるだけ軽く、コンパクトに収納できるテントが理想です。
目安は総重量1.5kg以下、収納サイズもバックパックに収まるコンパクトさ。
設営・撤収が簡単で、耐久性にも優れたモデルを選びましょう。
アルミポール採用の軽量テントや、コンパクト収納を意識した山岳テント系も選択肢に入ります。
「とにかく荷物を減らしたい」という人にぴったりです。

快適性重視派におすすめ

車移動がメインで、荷物に余裕がある人には、広めの1〜2人用テントがおすすめです。
少し大きめサイズを選ぶことで、荷物置き場をしっかり確保でき、テント内でゆったり過ごせます。
高さのあるテントなら着替えも楽ですし、長時間滞在する際のストレスも減ります。
耐水性・通気性など基本性能もしっかり押さえつつ、できれば前室(荷物スペース)付きモデルを選ぶとさらに快適度アップ!

バイクキャンパー向けにおすすめ

バイクでキャンプ地を巡るスタイルには、積載性重視の超軽量コンパクトテントが最適です。
バッグにすっぽり収まる収納サイズと、2kg以下の軽量さを目安に選びましょう。
さらに、設営が簡単で、かつ耐風性の高いモデルが望ましいです。
雨具やヘルメットなどもテント内や前室に置ける設計だと便利。
バイク横付けできるサイトを選ぶ前提なら、コンパクトでもしっかり自立するテントをおすすめします。

Naturehike Cloud Up 1

NaturehikeのCloud Up 1は、軽量・コンパクト・コスパを兼ね備えたソロテントの定番モデル。重さはわずか約1.3kgで、収納サイズも非常にコンパクト。しかも耐水圧4000mmと本格的な悪天候にも耐えられるスペックを持ちます。設営はクロスポール式で簡単、初心者でも迷わず組み立て可能です。山岳キャンプや徒歩移動のバックパックキャンプにも適しており、価格もリーズナブル。軽量志向の人には特におすすめです。

おすすめできる人
  • とにかく荷物を軽くしたい人
  • 徒歩・自転車・公共交通移動が多い人
  • コスパ重視で高性能なテントを探している人
  • 初めてのソロテント選びで失敗したくない人

バンドック ソロベース

バンドックのソロベースは、無骨なミリタリーテイストと実用性を両立したパップテント。ポリコットン素材を使用しているため、焚き火の火の粉に強く、タープのように広げるスタイルも可能。重さはややありますが、そのぶん広い前室を作れるので、天候に左右されず焚き火や食事を楽しめます。男前キャンプスタイルを好む人に非常に人気のモデルです。

おすすめできる人
  • 焚き火をメインに楽しみたい人
  • 無骨・ミリタリーデザインが好きな人
  • ゆったりと広い前室を確保したい人
  • 荷物を多めに持ち込むキャンプスタイルの人

モンベル ムーンライトテント1型

Mont-bell(モンベル)
¥47,800 (2025/04/28 16:15時点 | Amazon調べ)

モンベルのムーンライトテントは、日本の気候に最適化されたロングセラーソロテント。名前の通り、「月明かりの下でも設営できる」シンプルな構造が特徴です。耐水性・耐風性に優れており、四季を通じて使用可能。コンパクトながら居住性も確保されており、長期的に使っても満足度の高い作りになっています。初心者から経験者まで幅広く支持されています。

おすすめできる人
  • 国内ブランドで安心して使いたい人
  • 一度買ったテントを長く使いたい人
  • 設営が簡単なテントを探している人
  • 春夏秋冬オールシーズン使いたい人

コールマン ツーリングドームST

コールマンのツーリングドームSTは、手ごろな価格と高い信頼性で人気のソロテント。設営は2本のポールを通すだけのシンプル構造で、初心者でも迷わず扱えます。特に大きめの前室スペースが魅力で、荷物置きや雨の日の作業場として活躍。耐水圧1500mm以上、耐風性にも配慮されており、初めてのソロキャンプにも安心して使える1張りです。

おすすめできる人
  • コストパフォーマンスを重視する人
  • バイクや車でキャンプ場に行く人
  • 前室スペースをしっかり確保したい人
  • 設営に不安がある初心者

DOD ライダーズバイクインテント

DODのライダーズバイクインテントは、バイクキャンパー向けに開発された特別なソロテントです。最大の特徴は、バイクをそのままテントの前室部分に収納できる設計。悪天候でも荷物やバイクを守れるため、ツーリングキャンプには最適です。本体はしっかり防水加工されていながら収納サイズはコンパクトで、バイク積載も問題なし。バイク旅とキャンプを両方楽しみたい人に絶大な人気を誇ります。

おすすめできる人
  • バイクツーリング+キャンプを楽しみたい人
  • 雨天時でもバイクを濡らしたくない人
  • コンパクト収納にこだわる人
  • 個性的なテントスタイルを楽しみたい人

ソロキャンプを快適に楽しむためには、自分にぴったりのテントを選ぶことが何より大切です。
軽量性、設営のしやすさ、耐久性、居住性といったポイントをバランスよく考え、用途やスタイルに合わせた一張りを選びましょう。

初めてのテント選びでは、必要以上に高機能なものを求めすぎず、「軽くて扱いやすいこと」を最優先にするのがおすすめです。
そして、使っていくうちに自分のキャンプスタイルが見えてきたら、少しずつこだわりを追加していきましょう。

この記事で紹介したおすすめテント5選も、ソロキャンプ初心者にとって頼れる選択肢ばかりです。
ぜひ自分にぴったりのテントを見つけて、最高のソロキャンプ体験をスタートさせてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次